みなさん、交換された自動車のガラスがどのように処理されているかご存知ですか? 交換されたガラスは自動車用ガラスも建物用板ガラス等もリサイクルが出来ず廃棄処分されています。ただし、廃車(廃棄された車)のガラスは、解体業者の手により部品取り用として保管され再利用(リユース)される場合もあります。 又、ガラスメーカさんはリサイクルの研究をしています。特に、フロントガラス(合わせガラス)は、万が一割れた際にも破片が飛び散ってケガをしないように、2 枚のガラスの間に中間膜(高分子樹脂膜)を挟んでいますので、リサイクルするためにはガラスを分離するための技術開発が必要であり、その為の研究がされていますが、現状ではリサイクルが不可能です。 現在、廃棄された自動車のガラスは年間約13万トンになります。その廃棄自動車ガラスは車体と共に粉砕され、シュレッダーダストとして埋め立て処分されています。 平成11年7月の産業構造審議会による報告では、最終処分場の処分場残余年数、つまりごみをあと何年処分場で埋め立てられるかという年数が、一般廃棄物(はいきぶつ)8.5年、産業廃棄物3.1年と、あとわずかな期間しか残されていません。ゴミを処分できなくなってしまうのです。 自動車ガラスはリサイクルが不可能であり、また、埋め立て処分も限界にきている今、できるだけ廃棄ガラスを出さないようにする必要があります。私たち一人一人がフロントガラスの交換を慎重に検討することにより、少しでもゴミを減らすことができます。そのためには交換しなくてもフロントガラスの修理が可能であれば、出来るだけウインドリペアしてゴミを出さない(リデュース)ようにする事で、地球環境を守り子供たちに美しい地球をプレゼントするようにしたいと思います。 |
大量生産、大量消費の生活に慣れ切った私たちは、毎日のようにたくさんのごみを出しています。しかし、これらのごみを処理する施設の増設は容易ではないうえ、ダイオキシンなどの有害物質を処理する高度な技術が必要となっており、コストも増えています。これらの問題を解決するためには、生産から流通、消費、廃棄の各段階でごみの減量に取り組むことが重要です。限りある資源・エネルギーを大切に使い、地球環境を守るため、大量消費型社会から循環型社会への移行が差し迫った課題となっています。 循環型社会をつくっていくためには、Reduce(発生抑制)・Reuse(再使用)・Recycle(再生利用)の3Rを墓本にして、特にみんながごみを出さない生活を心掛けることが大切です。 かけがえのない豊かな環境を子どもたちに引き継ぐために、3Rを実践しましょう。 フォトしまね2000年●143号より抜粋 |
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リデュースするためにウインドリペアの普及に努めています。
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